ヘモグロビンAのβ鎖のN末端にグルコースが結合したものをHbA1cと呼ぶ。血液中のグルコースは非酵素的にヘモグロビンと結合する。HbA1cは過去1~3ケ月の平均血糖値を反映する情報を提供する。正常範囲(基準範囲)は4.3%から5.8%(平均5%)とされている。糖尿病の診断には血糖、インスリン、経口ブドウ糖負荷試験(Oral Glucose Tolerance Test:OGTT)などが行われている。HbA1cは、一時的な生理条件に左右されない。HbA1cは患者の重症度と正の相関があることから、現在では糖尿病の診断と治療のコントロール状態を把握する絶好のマーカーとなっている。(2005.12.15 掲載)(2009.1.16 改訂)(2014.7.更新)
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ヘモグロビンAのβ鎖のN末端に[[グルコース]]が結合したものを[[HbA1c]]と呼ぶ。血液中の[[グルコース]]は非酵素的にヘモグロビンと結合する。[[HbA1c]]は過去1~3ケ月の平均[[血糖]]値を反映する情報を提供する。正常範囲(基準範囲)は4.3%から5.8%(平均5%)とされている。[[糖尿病]]の診断には[[血糖]]、[[インスリン]]、経口[[ブドウ糖負荷試験]](Oral Glucose Tolerance Test:[[OGTT]])などが行われている。[[HbA1c]]は過去1~3ケ月の平均[[血糖]]値を反映し、一時的な生理条件に左右されない。[[HbA1c]]は患者の重症度と正の相関があることから、現在では[[糖尿病]]の診断と治療のコントロール状態を把握する絶好のマーカーとなっている。(2005.12.15 掲載)(2009.1.16 改訂)
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