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EML4-ALK融合遺伝子

 

 2007年に自治医科大学グループにより同定された非小細胞肺がんのドライバー変異.非小細胞肺がんに約4%の頻度で認められており,一部例外を除きEGFRやKRAS遺伝子の変異とは相互に排他的である.EML4-ALK融合遺伝子には融合点の異なる複数のバリアントが存在するが,いずれも第2番染色体短腕上の逆位によりechinoderm microtubule-associated protein-like 4(EML4)遺伝子および受容体型チロシンキナーゼanaplastic lymphoma kinase(ALK)遺伝子が融合することにより生じる.その腫瘍形成能は3T3線維芽細胞の形質転換やトランスジェニックマウスにより確認されている.そのがん化能は,翻訳産物のEML4-ALKがEML4のcoiled-coil領域において多量化し,恒常的なキナーゼ活性を有することに由来するため,ALK阻害剤が有効な治療選択肢となる.(2017.06.FYI)


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