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過飽和

 

 溶解度以上の溶質を含んだ溶液や,飽和蒸気圧以上に存在する蒸気を過飽和であるという.溶解度や飽和蒸気圧は,温度や圧力により,熱力学的に決まるが,過飽和は,擬似的な安定(準安定)を保っている状態である.溶解度以上にしても,溶質が溶解して,固体が生成しない,あるいは大気が飽和蒸気圧以上であっても雨が降らないのは,この過飽和状態が存在することによる.過飽和状態は,溶質と同種の固体,異種の固体の添加や,あるいは強い衝撃を与えることで解消される.また,過飽和の度合いは,溶質濃度と溶解度の比(過飽和度比)溶質濃度と溶解度の差(過飽和度),あるいは飽和温度と操作温度の差(過冷却度)で表すことができる.(2011.11.FYI)


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