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蛍光消光作用

 

 蛍光発光現象とは,励起状態にある分子が光としてエネルギーを放出する緩和過程(輻射遷移)にてみられる現象である.そのため,励起分子を蛍光発光とは異なる過程(無輻射遷移)を経て基底状態へと緩和させることで,これらの現象を抑えることが可能となる.こうした蛍光消光現象を引き起こす機構としては,光誘起電子移動やエネルギー移動,項間交差など様々な報告がある.例えば,有機スピン化合物であるニトロキシドは蛍光原子団との光誘起電子移動反応により,周囲に存在する蛍光団の発光を抑制する.そこで近年では,これらを蛍光のOFF-ONスイッチとして応用した様々な蛍光プローブが開発されている.(2017.09.FYI)


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