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虚実

 

deficiency-excess

漢方における病態概念のうち、生体の抵抗力(=抗病力)の強弱を虚実(きょじつ)という. ヒトが病気になった時(すなわち生体が病邪に侵されゆがみを受けた時), これを跳ね返そうとする力「抗病力」は同じ病気であっても異なる. この抗病力が強く充実している状態を「実」, 弱く衰えている状態を「虚」といい, 診断の目安とし, 漢方方剤を使い分ける. 虚実に対する治療方針では, 実は病邪を専ら攻め, 虚に対しては正気(生命力)を補うことを原則としている. (2006.6.22 掲載) (2014.7更新)


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