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緑内障

 

glaucoma

視神経が損傷を受け、進行性で回復不能の視力喪失を起こすことがある病気で、多くの場合眼圧の上昇によりおこる。 米国では約300万人、世界中では1400万人が緑内障にかかっているとされ、世界の失明原因の第3位となっている。  眼に栄養を与えている房水は、毛様体でつくられ、前房に流れていき、虹彩と角膜の間の排出管(隅角)から排出される。房水の産生量と排出量のバランスが崩れ、眼圧が異常なレベルにまで上昇すると、視神経が圧迫を受けて萎縮し、それに相当する視野が欠損する。緑内障治療の点眼薬として、β遮断薬(βブロッカー)、プロスタグランジン製剤、α作動薬、炭酸脱水酵素阻害薬、コリン作動薬などがある。(2006.2.8 掲載) (2009.8.12 改訂)


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