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疎水性置換基定数

 

 Hanschにより考案された置換基の疎水性を表す代表的なパラメーター。化合物全体の疎水性は分配係数として実測される。分配係数は化合物が水と有機溶媒(n-オクタノールが一般的)の二相に溶解したときの平衡溶解度比を実測した値で、一般に分配係数 P = (有機溶媒相の濃度)/ (水相の濃度) で表される。値が大きいほど脂溶性が高い。ある化合物で水素の位置を他の置換基X に置換したときの分配係数の変化からハンシュの疎水性置換基定数は計算される。すなわち、置換基Xのハンシュの疎水性置換基定数は πX = log PX-log PH である。ただし、log PH:元の化合物の分配係数 log PX:水素を置換基Xに換えた化合物の分配係数。一般にこのパラメーターは加算性があり、複雑な化合物の脂溶性も計算できる。ただし、基準となる化合物が異なるとπXは変化する。

 医薬品候補化合物の定量的構造活性相関等に用いられる。 (2008.5.14 掲載)


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