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異種移植

 

移植医療・再生医療においては,動物の臓器や組織,細胞を用いた治療法の開発も進められている.ヒト以外の動物の体を用いて移植や再生を行うことを異種移植という.

 1960年代から1990年代にわたり,ブタ・チンパンジーなどの臓器のヒトヘの移植が海外で行われた.しかし,激しい拒絶反応により,どの場合においても手術後まもなく患者は死亡している.そこで,新たな免疫抑制剤を用いる方法や,免疫に関係している遺伝子を操作して,拒絶反応を防ごうとする試みが進められてきた.

異種移植では,異種間での新たな病原体が感染する危険や,動物保護の声も大きいため,臓器をそのまま用いる方法以外の研究も行われている.細胞のみを注入して神経を再生させる方法や,動物の細胞を用いた人工臓器の研究などである.(2005.10.25 掲載) (2009.1.16 改訂)


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