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画期的新薬

 

ピカ新

医療用医薬品で新規に厚生労働省の承認を得て、薬価基準に収載されたものを新薬(新医薬品)と呼ぶ。新医薬品の中で、特に新規性・有用性が高く、従来の治療体系を大幅に変えるような独創的医薬品で、化学構造も従来の医薬品と基本骨格から異なるものを「画期的新薬」(ピカ新)といい、新薬の薬価算定における3つの補正加算のうちの1つ、「画期性加算」がつけられている。「ピカピカの新薬」が縮まって、業界用語では「ピカ新」と呼ばれている。

画期的新薬ピカ新)は、同じ効果を持つ対象医薬品の1.4~2倍の薬価(類似薬効比較方式)が付けられるため、製造開発する製薬企業としてはそれだけ利益が大きい。一方、既存品を真似せずに、新しい化学構造の化合物を、時間と人を費やし試行錯誤をくりかえして開発をするため、膨大な研究開発費がかかっている。

なお、画期的医薬品ファースト・イン・クラス)は、市場に一番手で登場したときには最も優れている薬であるが、その後に出てくる改良型医薬はこの画期的新薬の欠点を補っていることが多い。他の既存薬に対して明確な優位性を持つ薬を、欧米では ベスト・イン・クラス(Best-in-class)と呼んでいる。 (2008.8.12 掲載)


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