Kampo
日本に五~六世紀頃に伝わった中国の伝統医学が、日本の現状に合うように改良された医学体系を漢方という。現代の中国で実践されている中国医学(中医学)と共通する部分もあるが、漢方医学と中国医学は本質的に異なる。漢方医学で用いる薬剤を漢方薬というが、その英文表記はKampo Medicine あるいはTraditional Japanese Medicineである。(2009.5.25 掲載)(2014.7.更新)
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中国古来の方術で、特に漢の時代に体系化されたことから[[漢方]]と呼ばれるようになった。江戸時代中期、オランダ医学が日本に入り、蘭方と呼ばれたのに対して、幕末頃に名付けられた。現在は、広義の意味で中国伝統医学に対して用い、[[漢方]]医学の中には、湯液(とうえき)、[[鍼灸]](しんきゅう)、[[按摩]](あんま)、[[気功]](きこう)・導引(どういん)、薬膳などが含まれている。複数の生薬による組合せによる処方を[[漢方]]薬というが、これは湯液に属する。日本には五~六世紀頃に伝わり、日本の現状に合うように改良されたものが、現在の日本[[漢方]]である。狭義の[[漢方]]は、日本で発達した医学体系を現代の中国伝統医学(中医学)と区別するために用いている。 (2009.5.25 掲載)
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