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母子感染

 

vertical infection, 垂直感染

母親から病原体が胎盤,産道,母乳を通じて胎児または新生児に直接伝播する感染様式.胎盤感染(風しんウイルス,サイトメガロウイルス,梅毒トレポネーマ,トキソプラズマ原虫など)は,しばしば流産や死産を招き奇形や先天異常の原因となり,特に妊娠初期の風しん感染で高率に発生する.産道感染は出産時の感染でB型肝炎ウイルス(HBV),ヒト免疫不全ウイルスHIV),単純ヘルペスウイルス,B群溶血性レンサ球菌などによる.母乳感染は成人T細胞白血病ウイルス(HTLV-I),HIVなどで起こる.母子感染の防止対策として,B型肝炎母子感染防止事業やHTLV-I抗体陽性の母親による母乳哺育の禁止などがあり,産道感染防止には帝王切開が行われる.(2005.10.25 掲載) (2009.1.16 改訂)


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