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心不全

 

heart failure

 心不全とは、収縮機能の低下により身体組織の需要に見合う十分な血液を、心臓が拍出できない状態をいい、心疾患の最終像である。低心拍出量、肺うっ血、全身うっ血の症状が生ずる。心臓の機能不全が急激に生じる急性心不全では緊急の対応的処置としてカテコラミン、利尿薬、有機硝酸エステルなどの血管拡張薬やα型ヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド(hANP: カルペリチド)が用いられる。徐々に心機能不全が生じた慢性心不全では、収縮力を増強する強心薬(ジキタリス;強心配糖体)、アンギオテンシン変換酵素阻害薬(カプトプリル、エナラプリル)、アンギオテンシンII受容体拮抗薬(ロサルタン、カンデサルタンシレキセチル)、ホスホジエステラーゼ阻害薬(アミノフィリン、アムリノン、ベスナリノン)、アドレナリンβ受容体作動薬(ドブタミン)が用いられる。(2005.12.15 掲載) (2009.8.12 改訂)


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