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変異原性試験

 

mutagenicity test

突然変異を引き起す性質を変異原性といい、この性質を検出する方法を変異原性試験という。ヒトに対する発がんのリスクと生殖細胞に対する遺伝的障害を予測するために行う。突然変異を引き起す物理的、化学的、生物的な因子を変異原(mutagen)といい、その検出には、細菌、培養細胞、実験動物などが用いられる。遺伝子突然変異を検出する方法、染色体異常を検出する方法、突然変異の初期変化であるDNA損傷性を検出する方法などがある。スクリーニングとしての変異原性試験には、簡便で、短期間に結果が得られ、しかも経済的であると同時に、試験の結果ができるだけ正確に遺伝毒性やがん原性を予見可能であることが必要である。日本では、医薬品(「薬事法」)食品添加物(「食品衛生法」)、農薬(「農薬取締法」)、新規化学物質(「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」)の許認可、登録、使用に際して行うべき変異原性試験法の基準(ガイドライン)、また、それらの化学物質の製造所などにおける作業従事者の健康確保のため、「労働安全衛生法」に基づく、変異原性試験法のガイドラインに採用されている。(2005.10.25 掲載)(2009.1.16 改訂)(2014.7.更新)


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