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四診

 

望診, 聞診,問診,切診

漢方医学で用いる4つの診断方法、すなわち、望診(ぼうしん)、聞診(ぶんしん)、問診(もんしん)、切診(せっしん)を総称して四診(ししん)という。四診により、証を明らかにし、使用する漢方処方を決定する。望診とは視診のことであり、患者全体を観察し、肉付き、骨格、顔色、皮膚の艶、舌の状態などを診る。特に舌を観察することを舌診(ぜっしん)といい、漢方では舌は体内の状態を反映する鏡と考え(すなわち気・血・水とのつながりが深いことを意味する)、重視する。聞診では、聴覚、嗅覚により音声、嗽音、呼吸音、口臭、体臭、尿・便臭などを診る。問診では、患者や家族などから病歴、主訴、家族歴などを聴取する。切診は、医師が直接患者の身体に手を触れて診察することであり、脈診と腹診がある。脈診では、脈拍不整脈だけでなく、脈の速さ・強さ・深さ・緊張度などによって病態を把握し、一方、腹診では胸脇苦満心下痞硬胃内停水など腹部の特別な所見の有無を診る。腹診は、日本で独自に発達した診察法である。(2006.6.22 掲載)(2014.7.更新)


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