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呼吸不全

 

血液ガス(PaO2PaCO2)の異常、特に酸素分圧の低下により、生体の各臓器、器官、組織あるいは細胞レベルに要求される代謝需要に呼吸が対応できない状態。PaO2酸素分圧)は血液の酸素化能の指標であり、正常値は90 ~ 100 Torr (mmHg)、PaCO2炭酸ガス分圧)は肺胞換気量を示し,35 ~ 45Torrが正常とされている。PaO2 < 60 Torrを呼吸不全PaO2=60~70 Torrを準呼吸不全とし、このうち、PaCO2が45 Torr以下のものをⅠ型呼吸不全、 45 Torrを超えるものをⅡ型呼吸不全としている。(厚生省特定疾患研究「呼吸不全」調査研究班1981)。慢性呼吸不全とは呼吸不全の状態が少なくとも1か月持続するものと定義されている。COPD(肺気腫、慢性気管支炎)、結核後遺症、気管支拡張症、間質性肺炎・肺線維症、肺癌などの肺疾患、脊椎後側彎症などの胸郭疾患、神経筋疾患などが原因となる。(2006.5.22 掲載)


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