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吃逆(きつぎゃく)

 

hiccup

不随意性の横隔膜痙攣により、突然、声門が閉じて、一定間隔で特徴的な音を発する現象(しゃっくり)を吃逆(きつぎゃく)といい、ミオクローヌス(myoclonus:筋肉の素早い不随意収縮)の一種である。通常は一過性、良性であるが、まれに生命を脅かすほど激しく長く続くこともある。病的な吃逆は、頚髄の疾患により、または横隔神経が縦隔洞、胸膜、腹膜の疾患により圧迫もしくは刺激されたりした場合に起こるものが多い。そのほか、神経症、延髄をはじめとする中枢神経の疾患、全身性感染症や中毒でも起こる。 治療としては、驚かしたり強い刺激を与えて患者の注意をそらす方法が家庭療法的に行われてきたが、薬物では鎮静薬や鎮痙薬などが有効である。民間療法として、柿の蔕(へた)の煎じ薬が有効ともいわれている。(2009.7.13 掲載)(2014.7.更新)


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