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分子標的薬剤

 

現在の抗がん剤は、作用の本質として正常細胞にも作用を及ぼすものがほとんどであり、しばしば強い副作用を示す。近年のがん細胞生物学やゲノム科学の進展により、がん細胞に特徴的な遺伝子変化や異常増殖のメカニズムが明らかになってきた。このようながん細胞に特徴的な分子を標的にした治療薬が分子標的薬物であり、がん細胞に特異的な抗がん作用を示すことが期待される。メシル酸イマチニブ(商品名:グリベック(ノバルティスフアーマ))はBcr-Ablチロシンキナーゼを分子標的として開発された。メシル酸イマチニブは最初の経口分子標的薬剤であり、慢性骨髄性白血病の治療薬として高い治療効果を示す。(山崎挙央,フアルマシア, 38, 526(2002)).(2014.7.更新)[FYI用語解説(ファルマシアVol.39,No.1)より転載]


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