conjugated linoleic acid, CLA
共役リノール酸(conjugated linoleic acid;CLA)は,必須脂肪酸であるリノール酸の位置・幾何異性体のうち,炭素鎖中に共役二重結合を有するものの総称である.CLAは,ウシやヤギなどの反芻動物から発見された不飽和脂肪酸で,反芻動物の胃内において微生物により生成されるため乳製品や肉製品に含まれる.これまでに数十種の異性体がみいだされているが,食品中に含まれる主なCLAは9シス11トランス型CLAである.CLAの生理作用としては,抗腫瘍・抗動脈硬化・抗アレルギー・抗糖尿病作用などが報告されているが,そのメカニズムについては未解明の点を多く残している.(2007.6.11 掲載)[FYI用語解説(ファルマシアVol.43,No.5)より転載]
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[[共役リノール酸]](conjugated linoleic acid;[[CLA]])は,必須[[脂肪酸]]であるリノール酸の位置・幾何異性体のうち,炭素鎖中に共役二重結合を有するものの総称である.[[CLA]]は,ウシやヤギなどの反芻動物から発見された不飽和[[脂肪酸]]で,反芻動物の胃内において微生物により生成されるため乳製品や肉製品に含まれる.これまでに数十種の異性体がみいだされているが,食品中に含まれる主な[[CLA]]は9シス11トランス型[[CLA]]である.[[CLA]]の生理作用としては,抗腫瘍・抗動脈硬化・抗[[アレルギー]]・抗[[糖尿病]]作用などが報告されているが,そのメカニズムについては未解明の点を多く残している.(2007.6.11 掲載)
藤原章雄[FYI用語解説(ファルマシアVol.43,No.5)より転載]
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