constipation
糞便の腸管内停滞に伴う排便回数、排便量の低下。便がつくられる過程や排便の仕組みに障害による機能的便秘と、腸そのものの病変によっておこる器質的便秘がある。機能的便秘は急性と慢性に分けられ、慢性は3つに分けられる。
急性機能的便秘は食事、生活様式の変化(旅行など)、慢性機能的便秘には、腸の運動や筋力の低下による弛緩性便秘、腸の運動が引きつったようになり、便の通りが悪くなる痙攣性便秘、および排便の反射が弱くなっている直腸性便秘がある。
器質的便秘の原因として腸閉塞、消化管内の腫瘍や炎症などがある。その他に、麻薬鎮痛薬 (モルヒネ) の使用や抗がん剤治療(ビンクリスチン、ビンデシン、ビンブラスチン、パクリタキセル、ドセタキセルなど)に伴って便秘になることもある。
便秘の治療薬として、粘滑制下剤(ジオクチルソジウムスルホサクシネート)、膨張性下剤(メチルセルロース、カルメロース)、塩類下剤(硫酸マグネシウム)、刺激性下剤(ヒマシ油、ヒサコジル、ピコスルファート、センナ、アロエ)がある。(2005.10.25 掲載) (2009.8.12 改訂)
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糞便の腸管内停滞に伴う排便回数、排便量の低下。便がつくられる過程や排便の仕組みに障害による機能的[[便秘]]と、腸そのものの病変によっておこる器質的[[便秘]]がある。機能的[[便秘]]は急性と慢性に分けられ、慢性は3つに分けられる。
急性機能的[[便秘]]は食事、生活様式の変化(旅行など)、慢性機能的[[便秘]]には、腸の運動や筋力の低下による弛緩性[[便秘]]、腸の運動が引きつったようになり、便の通りが悪くなる痙攣性[[便秘]]、および排便の反射が弱くなっている直腸性[[便秘]]がある。器質的[[便秘]]の原因として腸閉塞、消化管内の腫瘍や炎症などがある。また[[麻薬]]鎮痛薬 (モルヒネ) 薬の使用や抗がん剤治療(ビンクリスチン、ビンデシン、ビンブラスチン、パクリタキセル、ドセタキセルなど)に伴って[[便秘]]になることもある。[[便秘]]の治療薬として、粘滑制[[下剤]](ジオクチルソジウムスルホサクシネート)、膨張性[[下剤]](メチルセルロース、カルメロース)、塩類[[下剤]](硫酸マグネシウム)、刺激性[[下剤]](ヒマシ油、ヒサコジル、ピコスルファート、センナ、アロエ)がある。(2005.10.25 掲載)
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