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交感神経-副腎髄質系

 

正しくは,視床下部-交感神経-副腎髄質系という.視床下部-下垂体前葉-副腎皮質系(hypothalamic-pituitary-adrenocortical system;HPA system)とともに,ヒトのストレスシステムを構成している.脳幹の青斑核(locus ceruleus;LC)は,この交感神経-副腎髄質系の中枢に位置し,ノルエピネフリン(norepinephrine;NE)を主要な神経伝達物質とする.中枢神経系の諸機能を調節するとともに,末梢のエピネフリン,ノルエピネフリン系の調節に関与している.なお,唾液腺では末梢性のアドレナリン作用として,α1受容体で水,β受容体でアミラーゼなどのタンパクの分泌が亢進されることがラットの実験で分かっている.すなわち,不快なストレス状態において生じる口の渇きは,従来考えられていたような交感神経による直接的な分泌抑制ではない.(2007.6.11 掲載)[FYI用語解説(ファルマシアVol.43,No.1)より転載]


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