diarrhea
便の水分がはるかに多くなり、液状に近い状態(約85%が水分)になることをいう。一般に便通回数の増加、便重量の増加を伴う。下痢に伴い腹痛、発熱などの症状を呈することも多い。
食べ物の消化と吸収は、小腸で行われ、水分は大腸で吸収されるが、その過程で異常が起きたときに下痢が起こる。 (1)神経過敏(心因性;腸過敏症症候群など)、(2)腸壁の変化(腸壁の炎症、潰瘍、腫瘍などにより腸壁が過敏になる)、(3)腸内容物の刺激(不消化物の機械的刺激、腐敗、発行などの化学的刺激)、(4)中毒(細菌の代謝産物、薬などが腸粘膜を刺激)などが原因で、腸運動および水分分泌が亢進することで起こる。(2005.10.25 掲載)(2009.8.12 改訂)(2014.7.更新)
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便の水分がはるかに多くなり、液状に近い状態(約85%が水分)になること。便通回数の増加、便重量の増加を伴うことが多い。[[下痢]]に伴い[[腹痛]]、[[発熱]]などの他の症状を呈することも多い。
食べ物の消化と[[吸収]]は、小腸で行われ、水分は大腸で[[吸収]]されるが、その過程で異常が起きたときに[[下痢]]が起こる。 (1)神経性(心因性;腸過敏症症候群など)、(2)腸壁の変化(腸壁の炎症、潰瘍、腫瘍などにより腸壁が過敏になる)、(3)腸内容物の刺激(不消化物の機械的刺激、腐敗、発行などの化学的刺激)、(4)中毒性(細菌の[[代謝]]産物、薬などが腸粘膜を刺激)などで腸運動および分泌が亢進することで起こる。
水分や電解質の損失により全身状態が著しく悪い場合や、持続性の[[下痢]]により栄養障害に陥る場合などに[[制瀉薬]](anti-diarrheal drug)を用いる。[[制瀉薬]]には収斂薬(金属塩、[[タンニン]]酸アルブミン)、吸着薬(薬用炭、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム)、腸運動抑制薬(ロペラミド、トリメブチン)がある。 (2005.10.25 掲載)(2009.8.12 改訂)
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