日本薬学会 薬学用語解説 日本薬学会
 参考文献  使い方
当サイトの掲載情報の正確性については万全を期しておりますが、本会は利用者 が当サイトの情報を用いて行う一切の行為について何ら責任を負うものではありません。

三陰三陽論

 

六病位, the six stages of disease

傷寒論」では急性熱性病に罹った時、生命力(正気)と病気の原因(邪気)とが抗争しながらやがて死に至る過程(病気の進行過程)を6段階に分けている。すなわち病気の状態を「陽病」と「陰病」に分け、さらにそれぞれを3つに分け三陰三陽(さんいんさんよう)、あるいは六病位(ろくびょうい)と呼んでいる。「陽病」とは生命力が十分にあり、病邪と熱を出して戦っている状態で、発汗剤、清熱剤、下剤などを用い病邪を攻めながら治す。一方、生命力が弱り、病邪には体内まで入られ、悪寒中心の状態を「陰病」といい、補剤を用い生命力を補いながら治す。さらに、陽病陰病をそれぞれ3段階に分け、太陽病(陽病の初めであり、悪寒、発熱頭痛を伴い身体の表に熱がある)、陽明(ようめい)病(陽病が最も明らかになり、胃腸系の炎症が強く、病気の症状が一番激しく現れる)、少陽(しょうよう)病(陽気が少なくなり、病位が表から裏にまたがった状態)、太陰(たいいん)病(陰病のはじめ。胃腸系の冷え)、少陰(しょういん)病(生命力は弱まり、熱は出ず、ずっと寝ていたい状態。腎、膀胱系の冷え)、厥陰(けっちん)病(生命力が今まさにつきようとしている様態。手足先端から心臓部への冷え)の六病としている。(2006.6.22 掲載)(2014.7.更新)


IndexPageへ戻る





Copyright© 2005-2008, The Pharmaceutical Society of Japan