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ワクチン

 

vaccine

免疫反応の抗原となる微生物やその産物を含むものであり,感染症の予防を目的として注射や経口投与により生体に能動免疫をつくりださせる製剤.生きた弱毒病原体(生ワクチン),不活化病原体(またはその一部),病原体代謝産物(毒素,毒素の不活化物であるトキソイド)が使用される.ワクチンの接種により生体(ヒト,家畜など)の体内に能動的につくられる抗体(体液性免疫,細胞性免疫,または両者)が病原体の感染・伝播・流行を阻止する.生ワクチンにはBCG,痘そう(天然痘),ポリオ,麻しん(はしか),風しん,おたふくかぜワクチンなどがある.不活化ワクチンとしては,百日,ジフテリア(トキソイド),破傷風(トキソイド),インフルエンザ(HA),日本脳炎ワクチンなどがある.(2005.10.25 掲載) (2009.11.6 改訂)


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