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リボフラビン

 

ビタミンB2

C17H20N4O6,分子量376.37.水溶性ビタミンの一つで,耐熱性の成長促進因子として発見された.橙黄色針状結晶で,水に可溶,アルコールに難溶,エーテルに不溶.水溶液は黄緑色の蛍光を発する.熱には中性、酸性で安定であるが,アルカリで分解されやすい.光に対しては不安定で、酸性・中性溶液中で光分解して青色蛍光物質ルミクロムとなる。アルカリ性溶液中では光には特に不安定で、分解されてルミフラビンとなる.生体内ではフラビン酵素の補酵素として,リン酸が縮合したフラビンモノヌクレオチド(FMN)やアデノシン二リン酸が結合したフラビンアデニンジヌクレオチド(FAD)となり,酸化還元反応に関与する.すなわち,クエン酸回路脂肪酸のβ酸化での脱水素反応,電子伝達系での水素転移反応など,熱量素からATPを生成する経路で機能する.食品中では補酵素型のFADとして存在することが多いが,小腸粘膜上皮細胞のホスファターゼにより遊離型のビタミンB2に分解され,主に回腸下部から吸収される.体内では再びリン酸化され,FMNとなる.さらにAMPが転移してFADとなり,肝臓,腎臓,心臓に貯えられるが,体内貯蔵量は少ない.ビタミンB2の欠乏により,舌炎,口角炎,口唇炎,口内炎,脂漏性皮膚炎,眼精疲労,成長障害などが起る.食品には広く含まれ,特に肝臓,胚芽,豆類,卵黄,牛乳,緑色野菜に多い.腸内細菌によっても合成されるので,欠乏症は起りにくい.(2005.10.25 掲載) (2009.11.6 改訂)


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