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ユビキチンシステム

 

ユビキチンは進化的に高く保存された分子量8.6 kDa の低分子タンパクであり,翻訳後修飾に関与する.タンパク質のユビキチン化修飾は,標的タンパク質に分解シグナルを付加する反応であり、その反応系にはユビキチン活性化酵素(El),ユビキチン結合酵素(E2),ユビキチンリガーゼ(E3)の複合酵素反応系が関与している.この複合反応系により標的タンパク質の特定のリシン残基にイソペプチド結合し,ユビキチン分子間でも同じ結合を繰り返して複数のユビキチン鎖が形成される.このビキチン鎖が,分解シグナルとなり,ATP依存性プロテアーゼである26Sプロテアソームによって捕捉され,瞬時に分解される.この分解系は細胞周期アポトーシスをはじめ多様な生命現象に直結している.[FYI用語解説(ファルマシアVol.39,No.11)より転載]


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