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ミトコンドリアハプログループ

 

DNAは,ある一定の頻度で塩基置換が生じる.塩基置換のうち,遺伝子産物の機能を損なうものは有害変異であり,自然選択によって淘汰される.塩基置換が自然淘汰を受けずに,その塩基置換が集団の中に定着すれば,新しい遺伝子型が生まれる.ミトコンドリアDNA(mtDNA)の遺伝様式は片親(母)由来なので,その多型のセットをハプロタイプという.個人の有するハプロタイプは個体間で多様性が非常に高く,類似したハプロタイプをグループ化してハプログループと呼んでいる.世界中の人のミトコンドリアハプログループを詳細に解析することによって,アフリカで誕生した人類がどのように拡散し日本まで到達したかを推測することもできる.(2008.2.26 掲載)[FYI用語解説(ファルマシアVol.43,No.10)より転載]


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