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マイコプラズマ肺炎

 

mycoplasma pneumonia

肺炎マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)による非定型肺炎(異型肺炎)。「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」では五類感染症に指定されている。マイコプラズマは細胞壁を欠く細菌であり球形(125~250nm)から繊維状(150μm)と多様な形態を示し、細胞外で自己増殖可能な最小の細菌である。その増殖にはコレステロール長鎖脂肪酸を要求する。マイコプラズマ肺炎患者の気道分泌物中にマイコプラズマがによって飛沫となって経気道感染をおこす。マイコプラズマは気管線毛上皮細胞に付着して増殖し、下気道粘膜上皮を破壊する。マイコプラズマ肺炎は小児・若年成人に多発し、年間4000~5000件の報告がある。発熱と長く続くが主徴である。細菌に見られる細胞壁を持たないために、細菌の細胞壁の合成を阻害する抗生物質(たとえば、ペニシリン)は無効で、治療にはテトラサイクリン、マクロライド系抗生物質が用いられる。(2005.10.25 掲載))(2009.1.16 改訂)


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