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ホスホリピドーシス

 

PL

薬物によりリン脂質が細胞内に蓄積する現象で,透過型電子顕微鏡(TEM)により細胞質内に電子密な層状の細胞封入体あるいは渦巻き状の特徴的な構造変化として観察される.薬物が親水性の環状構造と親油性の領域を有する際に起こりやすい.PLは,肺,リンパ節,脾臓,肝臓,腎臓,心臓,副腎,脳など,種々の器官に生ずるが,薬物により発症の程度や発現器官は様々である.PLの発生した器官は,炎症反応などの組織学的変化を生ずる.創薬の段階で,PLを惹起する化合物を回避するためにin vitroのスクリーニング系が構築され,これまでTEMで確認されていた変化が簡便に検出できるようになりつつある.(2008.2.26 掲載)[FYI用語解説(ファルマシアVol.43,No.11)より転載]


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