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ベロ毒素と志賀毒素

 

ベロ毒素(vero toxin;VT)の存在は1977年カナダの研究者により報告された.彼らは,ある種の大腸菌がベロ細胞に対して致死活性を有する物質を産生することをみいだし,ベロ毒素と名付けた.1982年アメリカで発生したハンバーガー食中毒事件の原因菌として腸管出血性大腸菌が発見され,本菌が産生する毒素はその抗原性やサブユニット構造が志賀赤痢菌が産生する志賀毒素(Shiga toxin;Stx)に類似していることから,志賀毒素様毒素(Shiga like-toxin;SLT)と名付けられた.その後,SLTはVTと同じであることが明らかとなり,これらをまとめて志賀毒素(Stx)ファミリーと呼ぶことがアメリカ微生物学会から提唱された. (2006.6.22 掲載) [FYI用語解説(ファルマシアVol.42,No.4)より転載]


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