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プラセボ

 

Placebo、偽薬プラシーボ

本物の薬と同様の外見、味、重さをしているが、有効成分は入っていない偽物の薬。医薬品の有効性は二重盲検対照試験で、有効成分を含む実薬群と有効成分を含まないプラセボ群の効果の差から判断するのが良いとされている。成分としては、少量ではヒトに対してほとんど薬理的影響のないブドウ糖や乳糖が使われる事が多い。Placeboはラテン語で、「私は喜ばせる」の意。

臨床においても、薬理活性成分の含まれないプラセボを投与して、症状が回復する場合がある。特に痛みや下痢、不眠などの症状に対しては、偽薬にもかなりの効果があると考えられており、これには暗示のような心理的効果、自然治癒などが影響しているとされている。逆に偽薬によって、望まない副作用(有害作用)が現われることを、ノセボ効果 (ノシーボ効果、反偽薬効果、nocebo effect) と呼んでいる。

偽薬を処方する事に対する倫理的な批判もある。(2007.6.27 掲載)


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