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フラボノイド

 

flavonoid

植物界に広く存在する天然色素化合物群(flavusはギリシャ語で黄色の意)で、フェニルクロマン(C6-C3-C6)構造を基本骨格とする芳香族化合物である。C3の部分(C環)がピラン環を形成している構造のものが多いが、フラン環のものや開裂しているものもある。

生合成的には、酢酸-マロン酸経路由来のC6(A環)とシキミ酸経路由来のC6-C3(B環, C環)とが縮合して形成される。したがってフラボノイドの多くは5, 7, 4'位に酸素置換基をもつ。フラボノイドは、様々な生物活性を示すことが知られているが、特に抗酸化活性をもつものが多く、生活習慣病の予防物質として注目されている。一方で、植物自身に対しては、花の色素成分(アントシアニン)として花粉の運搬に関与する昆虫を引き寄せたり、ファイトアレキシンなどの生体防御物質としての働きを有する。(2006.10.17 掲載)(2014.7.更新)


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