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シーベルト

 

sievert、Sv

 シーベルトSv)は、人体が吸収した放射線の影響度を数値化する際に用いられる単位である。等価線量や実効線量の単位として、放射線防護の分野で使われている。吸収線量に放射線の種類ごとに定められた放射線荷重係数を乗じて算出したものが等価線量であり、等価線量に組織や臓器の放射線感受性を考慮した組織荷重係数を乗じて積算したものが実効線量である。1989年(平成元年)以前はレム (rem) が使用されていた。1Svは、100remに相当する。

 天然放射線による人体の被曝線量は地域によって異なるが、実効線量で表すと1年間に平均2.4mSvである。内訳は、外部被曝によるものが0.87mSv(宇宙線0.39mSv、大地からの放射線0.48mSv)であり、内部被曝によるものが1.55mSv(食物の摂取0.29mSv、空気の吸入1.26mSv)である。日常生活においては、天然放射線による被曝のほかに、X線検査など医療用放射線による被曝があり、日本における年間平均被曝量は2mSvである。職業として放射線や放射性物質を扱う場合の職業被爆は、5年間で100mSvかつ年間50mSvを限度とすることが放射線障害防止法により定められている。(2008.2.7 掲載)


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