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コールドスプレーイオン化質量分析法

 

コールドスプレーイオン化質量分析法(CSI-MS)は溶液の質量分析法の1つとして開発された.この手法によれば,低温に冷却したスプレーを用いて極めてソフトに溶液中でイオンを生成することができる.本手法はエレクトロスプレーイオン化(ESI)に類似するイオン化法であるが,加熱による溶媒除去・濃縮を行わず,逆に液滴を冷却することにより誘電率上昇に伴う分極の促進を図りイオン化を推進する.これにより,不安定な分子や分子会合体の構造を損なうことなく解析することが可能となった.CSI-MSは,不安定金属錯体はもとより,水素結合などの非共有結合性相互作用による分子化合物や比較的大規模な会合体の検出に用いられている.(2007.6.11 掲載)[FYI用語解説(ファルマシアVol.43,No.4)より転載]


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