日本薬学会 薬学用語解説 日本薬学会
 参考文献  使い方
当サイトの掲載情報の正確性については万全を期しておりますが、本会は利用者 が当サイトの情報を用いて行う一切の行為について何ら責任を負うものではありません。

グレープフルーツ

 

grapefruit

グレープフルーツジュースの成分が薬物代謝酵素のCYP3A4を阻害することから、CYP3A4で代謝される医薬品を使用する際には血中濃度が上昇して、副作用が起こりやすくなる可能性がある。医薬品と食品との相互作用に関してもっとも研究されている食品の一つ.ニフェジピンやフェロジピンなどのカルシウム拮抗薬グレープフルーツジュースで服用すると,それら薬剤の最大血中濃度や血中濃度-時間曲線下面積が増加し,作用が増強される.オレンジジュースではこのような作用はみられない.Ca 拮抗剤による過度の血圧低下、テルフェナジンによるQT 延長や心室性の不整脈シクロスポリンによる腎機能障害等には十分な注意が必要である。CYP3A4阻害作用の原因化合物としては,グレープフルーツの苦味成分であるナリンジンやそのアグリコンのナリンゲニンが候補物質として考えられている。(2005.10.25 掲載)(2009.8.12 改訂)


IndexPageへ戻る





Copyright© 2005-2008, The Pharmaceutical Society of Japan