日本薬学会 薬学用語解説 日本薬学会
 参考文献  使い方
当サイトの掲載情報の正確性については万全を期しておりますが、本会は利用者 が当サイトの情報を用いて行う一切の行為について何ら責任を負うものではありません。

オッズ比

 

Odds Ratio

生命科学の分野において,ある疾患などへの罹りやすさを2つの群で比較して示す統計学的な尺度である.オッズ比が1とは,ある疾患への罹りやすさが両群で同じということであり,1より大きいとは,疾患への罹りやすさがある群でより高いことを意味する.逆に,オッズが1より小さいとは,ある群において疾患に罹りにくいことを意味する.例えば,ある多型が疾患群100名中の40名で,健常群100名中の20名で認められたとする.このオッズ比は,(40/60)/(20/80)=2.67となる.これは,ある多型において疾患群で出現するリスクが健常群に対して2.67倍高いこととなる.(2008.2.26 掲載)[FYI用語解説(ファルマシアVol.43,No.10)より転載]


IndexPageへ戻る





Copyright© 2005-2008, The Pharmaceutical Society of Japan