amine
有機化合物の中で最も代表的な塩基性化合物はアミンであり、一般式としてR3Nで表され、アンモニアのアルキル、あるいは芳香族誘導体である。アミンの窒素原子はsp3混成であり,ほぼ正四面体構造である. この四面体の三つの頂点は水素あるいは炭素によって占められ,残る一つの頂点に孤立電子対が存在している.アミンは極性化合物であり水やアルコールと水素結合することができるので,比較的低分子量のアミンはこれらの溶媒に溶解できる.
第3級アミンの孤立電子対にアルキル基がさらに結合すると第4級アンモニウム塩が生成する。生ものが腐ったときに発生する悪臭の本体は揮発性の高いアミンである場合が多い.(2005.10.25 掲載)(2009.1.16 改訂)