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がん幹細胞ニッチ

 

従来、がん組織に存在するすべてのがん細胞に無限の自己複製能と未分化能があり、がんを形成できると考えられていた。これに対して、近年、がんは不均一な細胞集団で、そのなかにごくわずかのがん幹細胞が存在しており、この細胞だけが自己複製能や未分化能を有してがんを形成することができるとする「がん幹細胞仮説」が提唱されている。幹細胞はニッチと呼ばれる最適な微小環境に存在している。ニッチは、静止期と分化増殖の2方向のシグナルバランスで幹細胞を制御し、また転移や浸潤にも関与していると考えられている。(2009.9.30 掲載)(2014.7.更新) [FYI用語解説(ファルマシアVol.45,No.4)より転載]


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