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あへん

 

opium、鴉片

けしの液汁が凝固したもの(生あへん)およびこれに加工を施したものをいう.モルヒネ,コデインやノスカピンなど約20種類のアルカロイドが含まれる。あへんは,鎮痛作用,鎮静作用,鎮作用,腸管運動抑制作用を有する.鎮痛作用および鎮静作用はモルヒネより弱いが,腸管運動抑制作用は強く,便秘になる.精神依存性,身体依存性および耐性を有するが,依存の形成はモルヒネより緩やかである.身体依存性を有するため,連用後中断すると,禁断症状が出現する.あへんの乱用は,精神的,身体的依存性を生じやすく,常用するようになると慢性中毒症状を起し,脱力感,倦怠感を感じるようになり,やがては精神錯乱を伴う衰弱状態に至る.アヘンは多くの国で麻薬の一種としてその製造・販売・販売目的の所持が禁止または規制されている。日本では麻薬及び向精神薬取締法とあへん法が、アヘンやヘロインの使用、所持等に加え、原料のケシの栽培自体も禁止している。(2005.10.25 掲載)(2009.1.16 改訂)

 


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