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会頭メッセージ


日本薬学会の更なる発展を目指して-会頭2年目に向けて

日本薬学会会頭 太田 茂


 日本薬学会は、医薬品を中心とした領域の研究者や技術者が、学術上の情報交換を行い、学術文化の発展を目的とする学術団体です。1880年に創設された日本で最も歴史ある学会であり、今後も薬学領域における中核的学術団体として発展していくことが本学会の使命であります。新しい医薬品の開発・製造、安全性の確認、臨床への供給など薬を使ってさまざまな病気を克服するという目的のため、英知を結集し発展する学術団体として機能しなくてはなりません。

この目標に向け、会頭2年目の平成28年度は以下の課題に取り組みます。

1)次世代を担う会員に対する支援

 伝統ある日本薬学会を次世代において更に輝かしい存在とするためには是非必要なことであると思います。現在、「長井記念薬学研究奨励事業」がスタートしております。本事業は薬学系の博士課程および博士後期課程の学生に対する支援です。本年度も継続して支援を行い、博士を取得して研究者として活躍する若手を育成いたします。各部会においても若手会員活性化に対する取り組みはなされておりますが、将来の薬学会を担っていただく世代のニーズを反映させた学会運営を行うために若手会員の意見を取り入れるしくみを構築していきます。

2)学術誌の活性化

 日本薬学会が発刊している学術誌はChem. Pharm. Bull.、Bio. Pharm. Bull. 、薬学雑誌の3誌ですが、最近投稿数の減少が認められております。この3誌の活性化は重要な課題と認識しております。会員の皆様に活用される学術誌として更に魅力あるものとするために具体的な目標を掲げて努力して行きたいと思います。また、会誌であるファルマシアは引き続き幅広い会員それぞれのニーズに応えられるようにいたします。

3)学会の国際化

 薬学領域における更なるグローバル化に対応するためにFIP(国際薬学連合)、AFMC(アジア医薬化学連合)、ドイツ薬学会、アメリカ薬学会、韓国薬学会などとの交流を行います。また昨年より年会において理事会企画として国際創薬シンポジウムを行っておりますが、今後の年会においても英語のみで行うシンポジウムを徐々に増やしていき海外からの参加者にも開かれた年会にしていきます。

4)会員増強

 会員数については30歳代の企業会員の減少が認められています。当然のことですが日本薬学会は大学、研究機関、医療機関、企業、行政など幅広い会員によって支えられております。その中で企業の方々に対しても学会の有用性を具体的に示すことが出来るようアピールしていきます。

5)支部活動支援

 北海道、東北、関東、東海、北陸、近畿、中国四国、九州と8ブロックに分かれている支部における学術活動は薬学会の活動の中でも重要な位置を占めています。学術集会における学部学生の発表の場を提供すること、地域薬剤師との連携、一般市民や小中・高校生への啓発活動、表彰事業などの取り組みを支援していきます。

6)部会活動支援

 現在、10の部会においてそれぞれの専門領域における学術活動が活発に行われておりますが、更なる活性化のために従来からの支援に加えて、若手研究者や学生に対する支援を検討いたします。