トップページ >  > 歴代受賞者(学会賞)> 平成23年度受賞者

平成23年度受賞者(学会賞)

薬学会賞受賞者

(応募4件、授賞2件)

堅田 利明(東京大学大学院 薬学系研究科 教授)
 「シグナル伝達系に介在する諸種のG蛋白質に関わる研究」
濱田 康正(千葉大学大学院 薬学研究院 教授)
 「有機合成における新規方法の開発とその有用天然有機化合物合成への応用」

学術貢献賞受賞者

(応募1件、授賞1件)

第4B部門
武田  健(東京理科大学 教授)
 「ナノマテリアルの次世代健康科学~衛生薬学の新たな研究領域の開拓」

学術振興賞受賞者

(応募8件、授賞4件)

第1B部門
上杉 志成(京都大学 物質―細胞統合システム拠点 教授)
 「合成小分子化合物による細胞の解析と制御」

第2部門
加藤 晃一(自然科学研究機構 岡崎統合バイオサイエンスセンター 教授)
 「タンパク質の翻訳後修飾の構造生物学研究」

第3部門
水島  徹(熊本大学大学院 生命科学研究部 教授)
 「既存薬の作用分子機構の解明と創薬への展開」

第4A部門
中島 美紀(金沢大学 医薬保健研究域 薬学系 准教授)
 「シトクロムP450と転写因子のマイクロRNAによる発現制御に関する研究

奨励賞受賞者

(応募16件、授賞8件)

秋田 英万(北海道大学大学院 薬学研究院 助教)
 「細胞内遺伝子・核酸の定量的・動的イメージングを基盤とした細胞内動態解析及びその制御に関する研究」
浅井 知浩(静岡県立大学 薬学部 講師)
 「リポソームDDSによる腫瘍新生血管傷害療法に関する研究」
栗山 正巳(長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科 准教授)
 「準安定二座型配位子を用いた効率的アリール化反応の開発」
濱本 博三(近畿大学 薬学部 講師)
 「金属酸化物を活用する新規酸化反応システムの開発と応用」
細井  徹(広島大学大学院 医歯薬学総合研究科 講師)
 「生活習慣病の新機構解明と次世代型治療薬の開発研究」
松岡  茂(東京大学大学院 薬学系研究科 助教)
 「固体NMRによる天然物と標的部位複合体の構造解析」
水上  進(大阪大学大学院 工学研究科 准教授)
 「革新的分子イメージングへの応用を目的とした生体機能解析技術の開発」
吉田 昌裕(徳島大学大学院 ヘルスバイオサイエンス研究部 准教授)
 「プロパルギル化合物を用いた新規分子変換反応の開発と展開」

創薬科学賞

(応募1件、授賞1件)

「カルバペネム系抗生物質「ドリペネム」の開発研究」
 井宗 康悦(塩野義製薬株式会社 創薬・疾患研究所 疼痛フロンティア・化学部門長)
 西谷 康宏(塩野義製薬株式会社 創薬・疾患研究所 アドバイザー)
 西野  豊(塩野義製薬株式会社 CMC技術研究所 製薬研究センター 主任研究員)

〔受賞理由〕
 ドリペネムは1-β-メチルカルバペネムの2位にスルファモイルアミノ基を含む置換基を導入した化合物である。このスルファモイルアミノ基により抗緑膿菌活性が増強され、痙攣誘発作用が減弱された。他のカルバペネム剤と比較してのドリペネムの開発研究の独創性について、また、多剤耐性菌に対する効果を含む活性面での他の薬剤に対する優越性について踏み込んだ議論がなされ、抗緑膿菌作用が現用カルバペネムのなかでは最も強いこと、痙攣誘発作用が弱いことが医薬品価値として評価された。

教育賞受賞者

(応募3件、授賞2件)

望月 正隆(東京理科大学 薬学部 教授)
吉田 武美(昭和大学 薬学部 教授)