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平成29年度学会賞受賞者のお知らせ

平成29年度学会賞は、平成28年11月17日開催の理事会において次のとおり決定されましたので、お知らせします。

 授賞式  日時 平成29年3月24日(土)14時~14時30分
       場所 仙台国際センター会議棟2階 大ホール


薬学会賞受賞者

(応募13件、授賞4件)

川端 猛夫(京都大学化学研究所 教授)
 「不斉及び位置選択的分子変換の新機軸」
齊藤 和季(千葉大学大学院薬学研究院 研究院長・教授/理化学研究所環境資源科学研究センター 副センター長)
 「植物メタボロミクスの開拓と薬用資源植物ゲノミクスへの展開」
佐々木茂貴(九州大学大学院薬学研究院 教授)
 「ゲノム標的化学の展開による機能性分子の創成」
佐治 英郎(京都大学大学院薬学研究科 教授)
 「生体分子イメージングに関する研究」

学術貢献賞受賞者

(応募4件、授賞3件)

第1B部門
栗原 正明(国立医薬品食品衛生研究所 有機化学部長)
 「創薬を志向した分子の設計と機能化」

第2部門
荒川 秀俊(昭和大学薬学部 教授)
 「生体関連物質の高感度分析法の開発と薬学的応用」

第3部門
鈴木  隆(静岡県立大学薬学部 教授)
 「シアリダーゼ活性の可視化と臨床への応用」

学術振興賞受賞者

(応募5件、授賞2件)

第1A部門
有澤 光弘(大阪大学大学院薬学研究科 准教授)
 「創薬研究を指向した高活性金属ナノ粒子触媒の開発」

第4B部門
古武弥一郎(広島大学大学院医歯薬保健学研究院 准教授)
 「環境化学物質の神経毒性メカニズム解明およびその評価系構築に関する研究」

奨励賞受賞者

(応募21件、授賞8件)

小西 英之(静岡県立大学薬学部 助教)
 「新規毒性ガス等価体の創出と安全かつ簡便な触媒反応の開発」
小松  徹(東京大学大学院薬学系研究科 助教)
 「酵素の動的機能の理解による疾患関連タンパク質の発見と機能評価」
重久 浩樹(武蔵野大学薬学部 講師)
 「コバルト錯体を用いた触媒的オレフィン活性化に関する研究」
下川  淳(名古屋大学大学院創薬科学研究科 助教)
 「多能性中間体が拓く網羅的天然物合成」
武内 敏秀(大阪大学大学院医学系研究科 寄附講座講師)
 「細胞非自律的な細胞機能制御機構の解明」
長野 一也(大阪大学大学院薬学研究科 准教授)
 「疾患マーカー・治療標的蛋白質の効率的探索基盤の開発と創薬への展開」
畠山 浩人(千葉大学大学院薬学研究院 助教)
 「体内動態と細胞内動態を制御する革新的リポソームDDSの創製と薬物治療・核酸医薬への展開」
古山 渓行(金沢大学理工研究域物質化学系 准教授)
 「機能性π共役化合物の設計・合成と近赤外光利活用への挑戦」

創薬科学賞受賞者

(応募2件、授賞2件)

「HIV-1インテグラーゼ阻害剤 ドルテグラビルの創薬と開発」
 吉永 智一(塩野義製薬株式会社 創薬疾患研究所 感染症部門 抗ウイルス1グループ長)
 藤原 民雄(塩野義製薬株式会社 HIV Integrase Inhibitorグローバルプロジェクトリーダー)
 川筋  孝(塩野義製薬株式会社 創薬化学研究所 感染症化学部門 部門長)
 Brian A. Johns(VP and Head, HIV Discovery Performance Unit, Infectious Diseases R&D, GlaxoSmithKline)
佐藤 彰彦(塩野義製薬株式会社 創薬疾患研究所 感染症部門 新興再興感染症 チームリーダー)

〔受賞理由〕
 ドルテグラビルは、HIV-1インテグラーゼ阻害作用を有する次世代抗HIV薬であり、2013年8月に米国で、2014年4月に日本で認可され、現在50カ国以上で承認されている。
 ドルテグラビルは、独自に見出した「2メタル結合ファーマコフォアモデル」に立脚した合理的な分子設計により見出され、先行の第1世代2剤(ラルテグラビル、エルビテグラビル)の耐性ウイルスに対して強い活性を維持している。さらに又、PKブースターを必要としない1日1回型であり、食事の影響も受けない等、先行2剤の問題点を克服して服薬アドヒアランスもよい。現在、抗HIV治療に用いられるHARRT療法は3剤配合剤を用いるが、現在ドルテグラビルを含む2剤配合剤の臨床試験中(Ph3)である。これは副作用の軽減につながり、医療経済的にも有用である。又既に開発途上国で低価格の使用の道も開かれつつある。以上のことから創薬科学賞に値する。

「ALK (anaplastic lymphoma kinase) 選択的阻害剤 アレクチニブの創製」
 及川 信宏(中外製薬株式会社 創薬化学研究部 主席研究員)
 坂本  洋(中外製薬株式会社 創薬薬理研究部 グループマネージャー)
 高梨 賢二(中外製薬株式会社 前臨床研究部 研究員)
 鈴木 弘美(中外製薬株式会社 安全性研究部 グループマネージャー)
 吉村 康史(中外製薬株式会社 プロダクトリサーチ部 主任研究員)

〔受賞理由〕
 アレクチニブは、ALKに対して高選択的かつ強力な阻害作用を有する抗悪性腫瘍剤であり、2014年7月に日本で、米国ではFDAからBreakthrough Therapy(画期的治療薬)の指定を受けて2015年12月に承認された。ユニークな構造を有するヒット化合物を選択し、分子モデリングからの選択性の予測、単回PK試験を実施することによる構造と薬物動態の関係予測など、通常では行わない方法論を採用して効率的な最適化を行い、アレクチニブを見出したことは特筆に価する。その結果、先行品であるクリゾチニブ耐性獲得腫瘍にも強力な阻害活性を持つ抗悪性腫瘍剤に仕上がった。又、脳内移行性も期待されることから適応症の拡大が望める。以上のことから創薬科学賞に値する。

功労賞受賞者

(授賞1件)

藤田 稔夫(京都大学 名誉教授)

佐藤記念国内賞受賞者

(応募1件、授賞1件)

倉田なおみ(昭和大学薬学部 教授)
 「簡易懸濁法の開発と普及」



歴代受賞者