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健康豆知識



中毒,誤飲の対応
 中毒は,体に必要としないものが体内に入ることによって,正常な状態でなくなることをいいます.世の中のあらゆる物質が中毒の原因物質になりうるのですが,もともと毒性物質であったり,毒性は小さくても用い方を間違えることで起こることもあります.また,洗浄剤として製造されたものを誤って飲んだり,ある人にとっては有用な医薬品でも必要としない人が服用したときや,自分の薬であっても指示された量より多く飲んでしまったときなどもあります.飲むばかりではなく,吸入したり,皮膚から吸収されることもあります.
 中毒の発生原因もさまざで,一番多いのが誤飲です.圧倒的に多いの誤飲事故は小児ですが,最近は高齢者にも増加しております.成人でも誤飲することが少なくありません.たとえば,コップにいれた漂白剤を水と間違えて飲んだり,空き缶を灰皿代わりに使いそれを違う人がジュースと間違えて飲んでしまうなどです.大切なことは,中毒は病気と違って正しい知識をもち注意すれば発生しないということです.


中毒・誤食の対応について
中毒とは、化学物質を体内に摂取することにより、何らかの悪影響を体に起こすことです。中毒症状を起こす場合は、1回の摂取で生じる急性中毒と、繰り返し化学物質を摂取して生じる慢性中毒があります。中毒を起こす物質は、あらゆる物質が中毒原因物質となる可能性があります。お薬だけではなく、キノコなどの植物、家庭用洗剤、農薬、タバコなど、日常的に私たちの周囲に存在するものも原因となる可能性があります。ただし、お薬の場合は、通常量を超えて使用したときに起こります。その他に、お薬による有害作用としては副作用があります。副作用は、治療目的で通常に使用される量で人体に有害あるいは目的としない作用の事をさし、アレルギーも副作用の一種です。
 今回は、中毒を起こさないようにするための注意と、起こってしまった際には、どのようなことをしたら良いかを紹介します。

1. 中毒となる原因とその防止策
他人のお薬を誤って服用してしまった。(例:他人からもらった・・・)
  →他人のお薬は服用しないようにしましょう
   お薬を服用する際は、医師や薬剤師に相談してください。
子供が大人のお薬を食べてしまった。軟膏を食べてしまった。
  → 子供の眼にとまるところには、お薬は置かないようにしましょう
お薬の量を誤って多く飲んでしまった。
  → お薬は、必ず指示通りに用量を守って服用しましょう
ペットボトルに農薬や洗剤などが入っているのを知らずに、飲料水だと思って飲んでしまった。
  → ペットボトルには飲料水以外のものを入れることはやめましょう
山菜とりにいって、食用と思って食べたら毒キノコだった。
  → 素人判断で食用植物を採取するのは注意しましょう
子供が空き缶にタバコの吸殻を入れていたのを知らず、ジュースと思って飲んでしまった。
  → 子供が口に入れてはいけないようなものは、子供の目に付くところ、手の届くところに置かないようにしましょう。
     また、空き缶やペットボトルを灰皿代わりに使用するのはやめましょう
インターネットでダイエットのお茶を買ったら、肝臓の機能が低下した
  → 中に入っている成分が不明な場合は、使用するのは避けましょう

2. 誤って服用してしまったら
1) 何を服用してしまったのかを確認しましょう
飲んだ量も確認しましょう
何を服用したか不明な場合は、空き缶・空き瓶・空き容器なども手がかりますので、病院に行く際にはもって行きましょう
2) 応急処置はどのようにしたら良いでしょうか
@ 飲み込んだ場合
水や牛乳を飲ませる
注意)牛乳を飲ませてはいけないもの
防虫剤、石油製品(灯油、ガソリン、シンナー、ベンジンなど)
喉の奥を刺激して吐かせる
注意)吐かせてはいけないとき
意識がないとき、痙攣を起しているとき
強酸や強アルカリを含む製品
 (トイレ用、パイプ用、換気扇用洗剤、漂白剤など)
石油製品
A 吸入した場合
きれいな空気の場所へ移動させ、安静にする
B 眼に入った場合
流水でよく洗う
C 皮膚についた場合
毒物の着いた着衣はすぐに脱がせ、石鹸で皮膚を十分に洗う
D 意識がないとき
吐いた物が喉につまらないように横向きに寝せましょう

熊本県人吉下球磨消防本部ホームページより
3. 中毒に関する情報を収集する方法
(財)日本中毒情報センターでは、各種中毒に関する情報を提供しています。下記に連絡先を示します。

大阪中毒110番 電話 072-727-2499 365日 24時間
つくば中毒110番 電話 029-852-9999 365日 9時〜21時
 ■タバコ専用電話(情報提供料:無料、テープによる一般市民向け情報提供)
             072-726-9922 365日 24時間
参考)日本中毒情報センターホームページ: http://www.j-poison-ic.or.jp/homepage.nsf
2004.11.27
担当 日本薬学会関東支部市民講演会企画委員 峯村純子

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改訂 2009.9.11
健康豆知識編集小委員会



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