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 新年明けましておめでとうございます。日本薬学会会員の皆様におかれましては良き新年を向かえられたことと存じます。

 昨年、我が国は、東日本大震災により未曾有の大きな被害を受け、多難な年でありました。改めて、被害を受けられました方々には心よりお見舞い申し上げます。今年も復興に向け多方面で努力が続けられますが、一日も早い復興をお祈り申し上げます。日本薬学会では、東日本大震災支援事業の一つとして、被災された学生会員の支援を目的として、この3月に札幌で行われます第132年会で一般学術発表をされる学生の方々の年会参加費用の支援を行っております。支援をご希望の学生会員の方々のご応募をお待ちしております。

 本年の最大の関心事は、3月に6年制薬学教育の一期生が卒業を向かえ、社会人として巣立ってゆくことであります。6年制薬学教育については、これまで数多くの方々の努力により、第一期生を誕生させる所まで歩んできました。改めて、この大きな偉業に携われた方々に感謝する次第です。そして、長期実務実習を含む新しい教育システムの中で教育された学生の方々には、無事国家試験に合格し、薬剤師や薬学研究者などとして、医療を支える者として社会の期待に応えるよう、また後に続く後輩の手本となるよう、大きな活躍をされるよう期待しております。

 6年制薬学教育の導入により、教員の方々の仕事量が増大して研究時間が減少する、長期実務実習のために学生の卒業研究時間が十分確保できないなど、いろいろな問題が出てきております。その解決の一つとして、文部科学省では、コアカリキュラムの改訂に取り組んでおりますが、実質的には薬学会の教育委員会が作業を進めております。完成までにはしばらくの時間を要しますが、より効果的な教育と充実した研究に向けて抜本的な改訂が行われることを期待しております。私は、昨年、幾つかの支部大会に参加させていただきましたが、学部学生の研究発表が多いことを知り、大変うれしく思いました。卒業研究時間が十分に確保できない状況の中にあって、大学によっては卒業研究に力強く取り組んでおります。質の高い薬剤師を輩出するためには、長期実務実習と並び、質の高い卒業研究が極めて重要であり、これはまた今日まで築いてきた我が国の薬学研究のレベルを維持するためにも必須のことであり、薬学の学術活動を活性化することを使命とする薬学会として力を注いでまいります。

 現在、我が国の薬学は大きく変革しつつありますが、薬学の教育と研究が正しい方向に一層の発展するよう尽力する所存です。会員の皆様のご協力を賜りますよう、切にお願い申し上げます。

 末筆ながら、会員の皆様にとりまして、実り多き年となるようお祈り申し上げます。