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mRNAポリA鎖分解/デアデニレーション

 

 真核生物mRNAの3’末端にはヒストンを例外として転写後修飾によりポリA鎖が付加されており,mRNA分解は通常このポリA鎖分解を第1段階として開始する.デアデニレーション(deadenylation)と呼ばれるこの反応ステップはmRNA分解の律速段階として働き,mRNA分解の主要な制御部位を担っている.ポリA鎖分解は2つのポリA鎖分解酵素(デアデニレース;deadenylase)であるPan2-Pan3複合体およびCaf1-Ccr4(Ccr4-NOT)複合体が触媒する.micro RNAや数多くの配列特異的RNA結合タンパク質はCaf1-Ccr4のmRNAへのリクルートを促進し,ポリA鎖分解を促進することで遺伝子発現を負に制御している.一方で,細胞質ポリA鎖伸長(cytoplasmic polyadenylation)は,遺伝子発現を正に制御する機構として知られている.(2015.01.FYI)


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