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NMDA受容体とAMPA受容体

 

シナプス後膜に局在するイオンチャネル型グルタミン酸受容体は、その薬理学的性質により、AMP型(GluR1-4)カイニン酸型(GIuK1-5)、及びNMDA型受容体(NR1-3)に分類される。どの受容体も陽イオン透過性チャネルであるが、機能的に異なり、カイニン酸受容体を介するシナプス応答はAMPA受容体を介するシナプス応答に比べてゆっくりとしており、持続時間が長い。AMPA受容体はリガンド結合に対してミリ秒相当の速い応答を示し、速い神経伝達を担う。NMDA受容体は、静止膜電位状態においてはチャネルポア近傍にマグネシウムが結合し、その活性化を阻害している。このマグネシウムは膜の脱分極に伴い受容体より解離し、NMDA受容体イオンチャネル活性を示す。さらに、NMDA受容体はAMPA受容体と異なりカルシウム透過性も示し、シナプス修飾のスイッチの役割を担う。(2006.6.22 掲載)(2014.7.更新)[FYI用語解説(ファルマシアVol.42,No.2)より転載]


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