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Marcusの交差関係

 

 Marcusは,電子移動反応の活性化自由エネルギーが,それぞれの化学種の自己交換反応の活性化自由エネルギーによって表現できると仮定した.すなわち,酸化還元対の電位差から計算される自由エネルギー変化と,それぞれの自己交換反応の活性化自由エネルギーを用いて,公差反応の活性化自由エネルギーが求まるとした.この時,公差反応速度/k/_12は,2つの自己交換電子移動速度/k/_11と/k/_22を含むMarcusの公差関係の式によって表現される.この式により,自己交換速度と交差反応の平衡定数から,交差反応の電子移動速度を予測することができる.現在,この交差関係が水素原子移動反応に適用できることが実験的に明らかにされている.(2017.09.FYI)


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