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LET

 

線エネルギー付与、Linear Energy Transfer

放射線が単位長さあたりに平均して失うエネルギーのことを線エネルギー付与という。放射線が局所に与えるエネルギー量の違いを表し、線質の違いを知る指標とされる。X線・γ線・β線は低LET線、α線・中性子線・陽子線・重粒子線は高LET線である。LETが高くなるほど生体への影響は大きいが、高LET線による生体影響は、放射線が生体分子を直接攻撃し、電離や励起を引き起こすことで傷害をもたらす直接作用に基づく場合がほとんどである。一方、低LET線による生体影響では直接作用に加え、放射線が水分子の電離または励起を介してフリーラジカル活性酸素種を生成し、これらの反応性に富む分子種が2次的に生体分子を攻撃して傷害をもたらす間接作用に基づく場合がある。(2007.3.15 掲載)


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