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血清アルブミン

 

serum albumin

肝臓で生合成される、分子量約66,000のタンパク質。血清タンパク質の約50~65%を占める。血液の浸透圧の保持、pH緩衝作用、各組織へのアミノ酸供給 、抗酸化作用に加え、脂肪酸、ビリルビン、無機イオン、薬物などの外来物質を結合する機能がある。薬物のタンパク結合を担う主要な蛋白種である。アルブミンに結合した低分子化合物は臓器に取り込まれないため、代謝排泄されることなく血中を循環することができる。α1-酸性糖タンパク質が塩基性薬物と結合するのに対し、薬物全般特にフェニトイン、ジクロフェナック、バルプロ酸を始めとする酸性薬物と強く結合する。

臨床検査では肝機能の指標とされている。健常人の基準値は約4~5g/dL。肝障害、腎不全、ネフローゼ症候群、低栄養状態、妊娠により低下する。低アルブミン血症時には酸性薬物の結合低下が顕著になり、体内動態や薬効が変化しやすい。(2007.6.27 掲載)


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