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バイオマーカー

 

biomarker、生物学的指標

生体内の生物学的変化を定量的に把握するため、生体情報を数値化・定量化した指標。

FDA(米国食品医薬品局)はバイオマーカーの位置づけを、「正常なプロセスや病的プロセス、あるいは治療に対する薬理学的な反応の指標として客観的に測定・評価される項目」としている。また疾患の状態や変化、治癒の程度を特徴づけるバイオマーカーは、新薬の臨床試験での有効性を確認するためのサロゲートマーカー(代用マーカー)として使われる。血糖値やコレステロール値などは、生活習慣病の指標として代表的なバイオマーカーである。尿や血液中に含まれる生体由来の物質だけでなく、心電図、血圧、PET画像、骨密度、肺機能、SNPsも含まれる。またゲノム解析やプロテオーム解析が進んできたことによって、DNARNA、生体蛋白等に関連したさまざまなバイオマーカーが見出されている。

バイオマーカーは、疾患にかかった後の治療効果の測定だけでなく、疾患を未然に防ぐための日常的な指標として疾患の予防に、さらに副作用を回避した有効な治療法を選択する個別化医療への応用が期待されている。 (2008.8.12 掲載)


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