日本薬学会 薬学用語解説 日本薬学会
 参考文献  使い方
当サイトの掲載情報の正確性については万全を期しておりますが、本会は利用者 が当サイトの情報を用いて行う一切の行為について何ら責任を負うものではありません。

シクロスポリン

 

cyclosporin A

土壌中の真菌Tolypocladium inflatumから開発された免疫抑制剤で、アミノ酸11個からなる疎水性の環状ポリペプチド構造を有する。肝・腎・骨髄移植時の拒絶反応抑制や再生不良性貧血、ネフローゼ症候群などに用いられる。T細胞において細胞質内のシクロフィリンと複合体を形成してカルシニューリンの活性化を阻害し、インターロイキン-2などのサイトカインの産生を抑える。ヘルパーT細胞の活性化を阻害するが、サプレッサーT細胞の活性化は抑制しない。CYP3A4により代謝されることから、本酵素の活性に影響を与える多くの医薬品・食品(マクロライド系抗生物質カルシウム拮抗薬、リファンピシン、フェニトインなど)との相互作用が知られている。副作用として、多毛、歯肉増殖、神経症状(頭痛、感覚異常)、腎毒性、高脂血症、高血圧、消化器症状(悪心、嘔吐)がある。(2005.10.25 掲載) (2009.8.12 改訂) (2014.7.更新)


IndexPageへ戻る





Copyright© 2005-2008, The Pharmaceutical Society of Japan